「お断り」は大切なメッセージ

自分が「優秀」かどうかは、関係ない。
その時々の相手のニーズと好みにマッチしているか、
それがすべてだ。

ライフネット生命保険という保険会社をご存知ですか？

ネットで生命保険を売る、という今までの生命保険会社では

ありえなかったサービスを行い、急成長している保険会社です。

同社の創業者であり、現社長である岩瀬大輔氏は、

中高時代に、ノアーズ・アークのある

千葉県佐倉市に住んでたことがあり、

出身中学は妻と同じ中学校。

そんなご縁もあり、最近、同氏の書かれた著作を読みました。

まずは、岩瀬氏の略歴から。

帰国子女であり、佐倉の公立中学卒業後は

都内最難関私立の

開成高校入学。

東大に進学し、在学中に

司法試験合格。

卒業後は、外資系コンサル会社に勤務。

その後、ハーバードビジネススクール（ＭＢＡ）に留学。

修了時には上位５パーセントの成績優良者表彰を受けられたとのこと。

それから帰国し、ネットライフ生命を設立。

2010年には、世界経済フォーラム（ダボス会議）のYoung Global Leadersの一人

に選出された・・。

まばゆいばかりの華麗なる経歴に

「自分とは別世界の人間・・」

と思いながら、氏の著作を読み進めていましたが、

あるところでふと、目が止まりました。

20代のとき、岩瀬氏が勤務していた

外資系コンサルティング会社が、

解散の憂き目にあい、

職探しをしなければいけなくなりました。

その時、氏が行った先はなんと

ハローワーク（職安）。

繰り返します。

ハローワーク、です。

東大卒（しかも司法試験合格）で

外資系コンサル会社に勤めていた人間の転職活動は、

マンダリンオリエンタルホテル東京のバーで、

（江口洋介みたいな）ヘッドハンターと

「バランタイン30年」（高級ウイスキーです）

を酌み交わしながら、

ひっそりとオファー条件についての交渉を行う、

なんてイメージを持っていましたが

（もちろんそういうことも

あったでしょうが）、

ハローワークで求人票を操りながら、

求職をしていたとはちょっと意外でした。

そして求職中、時には書類選考で、

時には面接で何社も落ちたそうですが、

そこで岩瀬氏は、「拒絶された」

と感じて落ち込んだことはない、

と言います。

その考えの基軸が今日の冒頭の言葉、

自分が「優秀」かどうかは、関係ない。
その時々の相手のニーズと好みにマッチしているか、
それがすべてだ。

『直感を信じる力』新潮社

婚活も一緒です。

お相手からのお断りは、あなたの魅力とは関係ありません。

相手のニーズと好みの問題、です。

すなわち、お断りは

「この人とは付き合わない方がよい」

という神様からの大切はメッセージです。

だから・・

断られても、

落ち込む必要はまったくありません。

だって、付き合うと不幸になるかも

しれない人と付き合わずに済んだのですから。

あなたにふさわしい人は

どこかに必ずいます。

そして絶対にいつか、その人と

巡り合えることを信じてください。

婚活するすべての人に素敵な出会いがありますように。

～written by ♂counselor～